こんにちは、ミニマリストKentaです。
こんな方に向けて
・お金が貯まらない
「お金が貯まらない」こんな悩みを長年抱え多くの節約術を試しているけど思うように改善しない人は多いはずです。それはお金が貯まらない本当の原因を知らないからです。原因が分からないまま効果的な対策を打つことは出来ません。
そこで今回はお金が貯まらない根本原因7選を解説していきます。
それでは一緒に学んでいきましょう。
①他責思考

努力したくないだけ
お金が貯まらない人は下記のせいにしてしまう。
- 会社
- 低い給料
- 才能がない
- 政治、経済
- 自分を正当に評価してくれない上司
これらはほとんど自分でコントロールすることは出来ません。ではなぜ、コントロールできない事にフォーカスしているかと言うと、端的に努力をしたくないからです。努力せずに周りの環境などに責任転嫁することで努力しない自分を正当化しているのです。
自分ができることを全てやりつくし万策尽きた上で会社や政治などのせいにするの仕方ない思いますが、何も努力せずに他責にするのは良くありません。何も努力せずに他責にしているから現状に不満がありお金が貯まらないという事実と向き合うべきです。自分から動かなければ現実は変わらない。
シンプルに努力不足です。逆に言えば自分の努力でどうにかできる伸びしろがあるので、自分ができることを徹底的にやりましょう。
周りの人や環境のせいにするのは個人の自由ですが、何も変えられないのは自分のせいだということを認識するべきです。最終的に「行動したのか・しなかったのか」の差に帰結する。
②生活費が高い

生命維持に関係ない物事にお金使い過ぎ
生活費が高い理由は
- 見栄
- 固定費
- ストレス
- 買い物依存症
- 生活水準が高い
- 常識や普通を信じている
当然のことながら収入に対して支出が多ければ残るお金は少なくなります。
「生きるのにお金が掛かる」とよく聞きますが、自分から言わせればお金が掛かるのではなく「自らお金を掛けている」が正しいです。例えば車は安い中古車でも事足りるのに新車を買っている。プラスアルファの部分にわざわざお金を掛けているのです。
人が最低限の衣食住を満たし生きていくには大してお金はかかりません。結論、お金がないと嘆きながら生命維持に関係ないモノやサービスにお金を使い過ぎているのが原因です。
例えば、毎朝のコーヒー。コーヒーは飲まなくても人は生きていけます。「毎日のコーヒーは生きがいなんだ」こんな声が聞こえてきそうです。
しかし生きるために必須な事とそうでないことを混在しているとしか言えません。
また、1度生活水準を上げると参照基準点が高い地点に移り、上がった参照基準点は容易に下げられません。そして生活費が高いと稼がなければいけないお金が増え、間違いなく人生のハードルが上がります。そのため余程のお金持ちでない限り生活費は絶対に上げてはいけません。
「特別贅沢してるつもりはない」とよく聞きますが、言葉の通り「つもりはない」というだけで、実際は収入に対して生活水準が高いのです。
参照基準点とは?
何かを判断する時の基準となるポイント
物事を相対評価する時に用いられる
1)見栄
見栄からくる行動は他人にどう思われるかやよく見られたいという心の表れです。つまり見栄は自分の為ではなく他人の為にお金を使ったり行動しているようなもの。
見栄の根底にあるものは自己肯定感や自信の低さです。その低さから自分を大きく見せるためにブランド品や高価な物を買い漁りお金を浪費してしまいます。
③生活が整っていない

お金が貯まらない原因は全てこれと言っても過言ではない
- 睡眠不足
- 疲労困憊
- 部屋が汚い
- 仕事が忙しい
- 頭の中が乱れている
- ジャンクフードばかり
〇睡眠不足 疲労困憊 仕事が忙しい ジャンクフードばかり
例えば仕事が忙しい状況では何も考えずにお金で全てを解決しようとします。忙しいので割高なコンビニでサクッと食べられるジャンクフードやエナジードリンクを買ったりタクシー移動をしたりストレス発散で散財を繰り返します。このような状況でお金が貯まるはずもありません。むしろ今よりももっとお金を稼ごうと仕事に没頭しさらに生活が乱れていき、稼いだ額以上にお金を使ってしまいます。
〇部屋が汚い 頭の中が乱れている
「部屋が汚く片付いていないことと頭の中がぐちゃぐちゃ」は密接にリンクしています。頭の中が乱れているとモノの整理ができず自分の持ち物を把握できません。そのため同じようなモノを何個も買ったり、自分が心の底から欲しくないモノばかり買ってしまいます。これらのモノは結局使わないのでゴミとなり払ったお金はムダになります。必要ないモノばかりを買い続けても永遠に満たされることはないので、常に別のモノを買い漁ってしまいお金が貯まらない。
生活を整えることで、足るを知り今の自分が心の底から必要、欲しい物事だけにお金を使えるようになりお金が残ります。
1)モノが多い
モノの多さと生活の乱れは比例している。部屋の乱れは心の乱れと言われています。
モノが多いということは、自分には今何が必要で必要ではないかを見極められていない。モノを買う度に「これじゃない」を繰り返えすので不要なモノが増えていき、お金ばかり減っていく。
④キャッシュフローを把握していない

キャッシュフローを把握せずに家計管理などできない
キャッシュフロー(お金の流れ)を把握しなければお金が貯まらない原因が分からず、どんな対策を打てばいいかが分かりません。原因が分からないまま、とりあえず誰かがおすすめしていた節約法を試しても効果が現れないのはそのためです。
対策ばかりに目がいきがちですが、問題改善では下記の順番で実行しないと改善できない。
①現状を把握する
②原因を追究する
③原因に対して対策を打つ
会社では経理がいてお金の管理をするのが当たり前だと思いますが、自分の事となるとお金の管理をやっていない人が多いでしょう。会社に経理がおらずお金の管理をしていないと「変だ」「経営者は頭がおかしい」などと言う声が聞こえてきそうですが、一個人も同じことが言えます。
むしろ会社より一個人の方が資金力が弱いため、積極的にお金の管理をするべきです。全員、自分の人生の経営者なのです。
⑤資本主義を理解していない

ルールを知らずにスポーツしているのと同じ
資本主義とは個人が土地、資金、設備と言った資本を使って労働者を雇い利益を追求する仕組みの事。資本主義ではお金があれば大抵の物事を有利に進めることができたり、世の中のあらゆるモノやサービスに変換できます。つまり資本主義においてお金は超重要なツールということです。
それなのにも関わらず、超重要なお金を大して重要でもなくお金を生み出さない物事に変換してしまっているからお金が貯まらないのです。ルールを理解していなければ敗者となるのは当然の事。
資本主義、お金の価値を理解している人は重要度の低い雑多な物事には決してお金は使いません。
資本主義では、生産手段や資本を持たない労働者が一番立場が弱い。資本家は労働者を働かせ給料を払いますが、労働者はその給料を使って資本家が生産した物やサービスを消費します。労働者は安い給料で働かせ高い値段の商品を買わされるので、お金は資本家へと流れていく。
つまり、資本主義では労働者が損をして資本家が得する仕組みだということです。例えば車を買って得するのは購入者側(労働者)ではなく販売者側(資本家)。
1)負債を資産と勘違いしている
家や車は会計上資産ですが、下記の条件に当てはまると事実上負債です。
- 収益が発生しない
- 買値より売値が安い
- 維持コストが掛かる
- 買った瞬間価値が大幅に下がる
家や車などの負債は資産形成段階では絶対に買ってはいけない。なぜなら
- 購入時大きな金額を払う
- ローンで無駄な利息を払い続ける
- 大きな維持コストが掛かり続ける
- 売ろうにも損してしまい売れない
お金が貯まらない人は負債である、家や車、物を資産だと本気で勘違いし一生懸命買い続け、お金を失うのです。
2)お金の価値を理解していない
お金が貯まらない人のお金の使い道は
・モノ
・娯楽
・ギャンブル
・ストレス発散
資本主義においては上記にお金を使ってもお金の価値は発揮されません。お金を捨てているのと同じと言っても過言ではない。
資本主義でのお金の正しい使い方
・貯金
・投資:株や不動産、食事、運動、睡眠、人間関係
・事業
お金の最大の価値は自由です。これらにお金を使うことによりお金がお金を生み出しお金が増えていく。
そして好きな時に好きなように働き、やりたくない事をやらなくてもいい自由が手に入ります。
3)雇われ労働を一生懸命頑張っている
雇われ労働の給料は明日も同じように働けるだけのお金しかもらえない。「世間一般的にこれくらい必要」という分しか貰えません。これを労働の再生産コストと言います。つまり雇われ労働者が貰える給料は、労働を維持する為だけのお金しか貰えないということ。
一方でいくら会社に奉仕して業績を上げ役職と給料が上がっても、その役職を維持するために出費が増えるので手元に残るお金は以前と変わらない。
むしろ雇われ労働を頑張れば頑張るほど膨大な時間、お金、エネルギーを消費してしまいお金が貯まらない負のループに陥ってしまう。
重要ポイント
・世間一般的しか貰えない給料を世間一般的に使っているから残らないというシンプルな構図。逆に言えば、使うお金を世間一般以下に抑えれば残る。
⑥過去ばかりにお金を使う

過去ばかりにお金を使うとは、ストレス発散やご褒美の事を言います。
「仕事を頑張るためには必要な出費だよ」という声が聞こえてきそうです。しかしそれは嫌な仕事を我慢していたり、自分がやりたくないことをやり続けるためのコストと言える。嫌な事をやり続けることは莫大なコストがかかるだけでなく、むしろマイナスになってしまう。
過去にばかりお金を使っても過去のストレスを発散するだけで何も進歩せず、建設的なお金の使い道とは言えない。過去ではなく「未来への投資」というお金の使い方をしなければ永遠にお金は貯まらないだろう。
⑦お金を貯める覚悟がない

本気でお金を貯めたいと思っているか?
現にお金がない人は口ではお金が無い無い言うが、「なにがなんでもお金を貯めてやる」こんな覚悟をもって行動している人は皆無。
なぜなら危機に直面していない、経験していないから覚悟がもてないのです。お金が貯まらないけど、今の生活は普通にできる。つまりお金を貯める動機がないから覚悟を持てず行動に移せないのです。
ゼンブステロ鳥問題を見て見ぬふりしているだけ
しかし危機に直面してからお金を貯めても遅く視野が狭いと言わざるを得ない。行動できる人はある程度起きてはいけない物事を予測や仮説を立て先回りして最悪の事態を回避しています。
お金が貯められない人は想像力や抽象度が低く、中長期的に物事を捉えられないとも言える。
⑧安さしか見ていない


安さではなく価値を見よ
「なんで安いのがダメなんだ」そんな意見もあるでしょう。安いのがダメなのではなく、安さしか見ていないのが問題です。また値段の安さだけでなく、〇〇%Offや〇〇割引も同じことが言えます。
・安さ=お得という間違い
「安い」この言葉を聞くだけで、脳の報酬系であるドーパミンが反応する。これを行動経済学では「損失回避バイアス」と呼びます。つまり損したくないという感情が先に動き冷静な判断よりも「得した気分」を優先してしまう。その結果、必要ないモノでも安ければお得と感じてしまうのだ。必要ないモノを買った時点でお得かどうかの話ではなく損失が確定している。
・買い物上手という間違い
安く買えた=買い物上手ではありません。不要なモノを安く買うのではなく、必要で価値あるモノを安く買うのが正解であり本当の買い物上手。
・モノの価値を判断できない
安さばかり追い求めると、値段の先の価値を見落としてしまいます。いくら安くても自分に必要なモノでなければ価値は一切なくただのゴミと同じ。
・不要なモノを安く大量に買ってしまう
安いけど大量に買っていればその分支出が増えてお金が貯まらない。
⑨常識や普通が正しいと思い込んでいる


常識や普通は全て疑え
お金が貯まらない人は常識や普通を正しい思い込んで物事を判断しています。そして自分にとって不要な物事ばかりにお金を使ってしまう。
「いやいや、自分が必要だと思っているから買っているんだよ。不要な物は買うわけがないだろ。なに言ってるの?」そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、必要だと思って買っているモノやサービスは常識や普通から必要だと思わされている可能性が非常に高いです。いや可能性が高いのではなく、思わされている。
例えば子供が産まれたら新築マイホーム、ファミリーカー。これらは一般的に常識や普通と言われているだろう。こういった世に蔓延る常識や普通は企業や国が経済を回すためにこうあるべきと決めた事であり、決してそれが正解でも不正解でもない。
常識や普通を信じて周りと同じように行動していてもお金は一切貯まらない。
⑩人生でやりたいことが分からない


人生を真剣に考えていない証拠
人生でやりたいことが分からない人はもれなくお金が貯まりません。なぜなら、やりたいことが分からなければとりあえず目先の楽しいことばかりにお金を使ってしまうからです。
パチンコなどがいい例です。やりたいことがないけどパチンコなら皆やっているし手っ取り早くお金を増やせるしと安易に考える。
やりたいことをやるためにはある程度まとまったお金は必要になります。やりたいことが分からないばっかりに自分が本当にやりたいことをやるためのお金を溶かしてしまう。
本当はエベレストへ向かうべきなのに近所の公園をずっとうろうろしているのと同じことです。エベレストへ向かうべきリソースを近所の公園で浪費しているのはすごくもったいない。
1)優先順位を付けれない
いわずもがな優先順位はとても重要。なぜなら人生はリソース配分ゲームだからです。
一般的なサラリーマンの収入には上限があります。その限られたお金を優先順位が高い低い関係なく使っていればお金がいくらあっても足りません。
お金が限られている以上、優先順位が低い物事は切り捨てる覚悟がないとお金は効果的に使えないし、貯まりません。











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